KAZUくんの知恵袋(2)
(2002年11月27日一部更新)
入試当日


心構え
  それまでに蓄えてきた力を出し切ることだけを考えさせてください。

睡眠不足
  入試の当日は概して睡眠不足になっていることがあります。 それ自体が入試に悪影響を与える ことはそんなにありません。 睡眠不足だから不安だと周りが気にしてしまうことの方が悪影響を与 えてしまうのです。

早起き
  入試当日は起きてから入試開始まで3時間はあるようにしておきましょう。 脳が本来の働きをす  るまでに3時間かかるというのはよく言われることです。

保護者はついていくのか
  入試当日はかなりの緊張感が出てきます。
  保護者がついていかれるほうがよいです。

プレッシャー
  適度なプレッシャーは合格のためには必要です。一つもプレッシャーを感じないというのは却って 危険です。プレッシャーが良くないといわれるのは、過度になった場合です。

服装
  原則としてどんな格好でもかまいません。派手すぎる格好は生徒はもちろん、保護者もご遠慮く  ださい。学校の制服を着てくる生徒はまずいません。(内部進学の場合を除きます)入試シーズン  は寒いことが多いので、手袋は必ず持参してください。

持参品リスト
  入試の1週間前までには、受験する学校それぞれについて作成しておきましょう。 筆記用具・受 験票はどの中学校でも共通ですが、その他に上履き定規コンパス(ここまでは受験票に記載さ れています)・時計など、それぞれの学校で必要となります。 学校別の持参するものについては、 こちらのページに記載してあります。

上履き
  特に指定されていなければ、きちんと洗った上靴でも構いません。 上履きが必要な場合は、下履 きを入れる袋も用意するのを忘れないでください。

定規
  普段使っているもので構いません。

コンパス
  鉛筆を使うものは、必ずきちんと使えるかどうか確認しておいてください。 また、芯を使うものは、 芯の予備も確認しておいてください。

時計
  普段から使っている時計を持っているのなら、その時計を持参してください。 ただし、計算機能付 きの時計は持参できませんので、ご注意ください。 また、普段持っていない場合は、保護者の時  計を使わせてもらえばいい のですが、その場合、腕にはめさせておくのが一番いいのですが、慣  れていないために腕が重たく感じてつい机の上に置いてしまうのです。 そのままテストが終了し、 トイレに行っている間に紛失ということがたまにありますので、注意しておいてください。 とくに入試 会場内に時計がない場合は時計を忘れないでください。 各中学校の入試会場内の時計の有無に ついては、こちらのページから確認してください。

シャーペン
  普段シャーペンしか使っていない子どももいますが、入試の際は他に鉛筆を4〜5本持参させてく ださい。 たしかにシャーペンは先が丸くならないで便利ではあるのですが、芯が詰まったときに時  間のロスになりますから。

消しゴム
  かわいいものよりも、実用性を重視して選んでください。

水筒
  昼食を取る場合は必ず必要です。午前中に終わる場合でも、緊張から喉が渇くことがあります。  必ず持参してください。

下敷き
  ほとんどの学校で持参は禁止されています。

雨具
  学校からの持参品のリストには記載されていません。常識の範疇だからでしょう。でも、そのため に忘れる方が必ずおられます。雨が降り出すまでは、保護者が生徒の分も持っていてください。

財布
  学校からの持参品のリストには記載されていません。 入試後、保護者と合流できないことも想定 して、帰りの交通費を入れた財布は必ず持たせてください。

眼鏡
  いつもめがねをかけている場合は忘れることはまずないのですが、勉強の時だけ眼鏡をかけてい るような場合、持っていくのを忘れがちです。

コンタクトレンズ
  調子が悪くなってしまうこともあるので、予備の眼鏡を持参してください。

参考書
  ほとんど気休めですが、ときにはその中から出題されたということもあります。
  理科か社会の暗記に向いたものが良いです。

使い捨てカイロ
  入試会場に入るまでが結構冷えます。
  念のために持っていかれることをお薦めします。いらなければもって帰ればいいわけですから。

昼食
  午前中で終わる学校もありますし、昼食をはさむ学校もあります。
  また、昼食を保護者などと一緒に食べられる学校もありますし、試験会場で生徒だけで取らなけ ればならない学校もあります。生徒だけで昼食を取る場合、朝試験会場に行く時にお弁当を渡す必 要が出てきます。くれぐれも二人分を一つにまとめないでください。子供の分だけを入れたお弁当  袋を用意してください。学校の食堂が利用できることもありますが、その場合には保護者だけなの か、受験生も利用できるか学校に問い合わせておいてください。

交通機関
  公共の交通機関をできるだけ利用してください。 何かのトラブルのために遅れた場合でも学校が 対応してくれます。 自家用車などを利用した場合、遅れそうになるとそれだけで本人のプレッシャ  ーが大きくなってしまいます。 どうしても自家用車を利用される場合は、時間に充分余裕をみて到 着してください。 集合時刻まで車の中で待機させる気持ちで臨んでください。

電車・バス
  普段より受験生とその保護者の分だけ混雑してしまいます。
  よその子を見る余裕があるのであれば、自分の子をじっと観察してください。

ラッシュ時の注意点
  学校の場所によっては、電車・バスがラッシュ時になることがあります。ラッシュ時は、混雑が激  しくなること以上に、身長の低い子供にとって空間がなくなることに注意してください。ひどい時は呼 吸が苦しくなってしまうこともあるのです。

帰りの切符
  よく最寄駅で帰りの切符を朝買っておられる保護者を見かけますが、やめてください。
  入試当日の朝は、きちんとした時刻に学校に到着ことを最優先で考えてください。入試の間に駅 まで戻れば購入できるのですから。

往復切符
  入試でかなり疲れることがあります。なまじ往復切符を買ってしまうと、帰りの切符をどこにしまっ たか忘れてしまうことがよくあります。あまり使われないほうがいいと思います。

学校への到着時刻
  集合時刻の30分前に到着するようにしてください。 ただし、塾によっては当日の朝、短時間の諸 注意や講義を行なうことがあります。その場合には、その集合時刻の15分前に到着するようにし  てください。

学校周辺での配布物
  中学生を対象とした塾などが入試当日封筒に入ったビラなどを配っていることがあります。
  無視してもかまいませんし、受け取られてもかまいません。 それによって入試の結果が左右され ることはありませんから。

校内での配布物
  必ずもらってください。
  当日の配布物には集合場所や試験会場などがかかれていることが多いです。ただし、塾の配布 物は関係ありません。

面接
  生徒1名で行なわれる個人面接と、生徒数人で行なわれる集団面接があります。 また、生徒だ  けの面接もありますし、保護者同伴の面接もあります。 いずれの場合も、さほど長時間ではありま せん。5〜15分ぐらいのものです。重視している学校もありますが、面接で聞かれることは、志望  理由、中学校に入ってからやりたいこと、入試のできなどです。 面接で聞かれる内容については、 こちらのページに掲載しています。

運動機能検査
  体力テストと呼んでいる学校もあります。 運動機能の有無によって合格・不合格を決めるもので はなく、どんなことにも一生懸命にがんばることができるかどうかを見るために実施される場合がほ とんどです。一部の学校では、点数化している場合がありますが、ほとんど差はつかないので、気 にする必要はありません。

忘れ物をしたとき
  入試当日に忘れ物をした場合、まず落ち着くこと、慌てないことです。 保護者が動揺してしまうと 、子どもが潰れてしまいます。

受験票を忘れたとき
  学校の事務室に出向いてください。 再発行してもらえます。

筆記用具を忘れたとき
  塾の先生に申し出てください。 予備を持っておられますから。 塾の先生がおられない場合、他塾 でも構いません。 ここでのポイントは、大人の常識を無視することです。 塾にいったこともないのに 、貸してくれるだろうかなど気にする必要はありません。 貸してくれれば感謝すればいいのですし、 貸してくれなければフンと思えばいいだけです。

時計を忘れたとき
  入試会場に時計があるかどうかを確認の上で、塾の先生に申出てください。 予備を持っておられ ますから。 塾の先生がおられない場合、他塾でも構いません。 ここでのポイントは、大人の常識を 無視することです。 塾にいったこともないのに、貸してくれるだろうかなど気にする必要はありませ ん。 貸してくれれば感謝すればいいのですし、貸してくれなければフンと思えばいいだけです。

体調不良
  入試当日、体調が悪くなった場合は、遠慮なく学校の事務室に申出てください。 ほとんどの学校 で保健室での受験ができます。 保健室受験については、こちらのページに記載してあります。

トイレ
  入試が始まるまでに必ずトイレの場所は確認させておきましょう。 入試会場には保護者は入室で きませんから、本人にきちんと確認させてください。

入試後のアンケート
  入試が終わってから受験生にアンケートを取る学校があります。
  内容は、他に受験を考えている学校はありますか、受験した学校がすべて合格したらどの中学校 に入学しますか、などです。 ほとんどの場合、事前に保護者には知らされていないものなので、子 供から話を聞いて慌てられることがあります。 入試の合格ラインを確定させるための情報として処  理されますから、正直に書かれても合否には影響しません。

保護者の待機
  入試時間中に保護者対象に時間をかけて学校説明をされる学校もありますが、ほとんどの学校  では簡単な説明だけです。
  保護者の待機場所として講堂や食堂が開放されていることがあります。 しかし、ストーブなどの  暖房設備の近くはすぐに席が埋まってしまいます。ギリギリまで子供と一緒にいるのか、 それとも 暖かい場所で待機するか、どちらを優先するかは事前に考えておいてください。

入試風景
  男子校と女子校ではかなり違います。一般に女子校では学校が嫌われるのでさほど目立った動 きはありません。
  男子校では、学校の近くから学校の中まで、塾ののぼりや旗がひしめいています。すべての学校 ではないのですが、 受験生の多い学校では色とりどりできれいともいえます。
  また、同じ鉢巻を締めて掛け声をかける塾もあります。通りすがりの応援団だと思えばいいので  す。 そのような活動をしている塾に在籍している場合は安心感が出るのですが、そうでない場合は 不安になってしまうことがあります。
  配布されているプリントも同じことです。塾によっては、校内または学校の近くで授業をするところ もあります。保護者が平気な顔をしていれば、子供も平然としていられるのです。
  応援団が頑張ったからといって、合格できるものではないのですから。

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